以前のブログでインドネシア市場について紹介しましたが、今回は、インドネシア市場に投資する具体的な手段について書きたいと思います。

インドネシアの市場に投資する方法には大きく分けて二つの方法があります。ETFの購入と個別銘柄への投資です。

〇 インドネシアETF(EIDO)の購入

インドネシアに投資する最も簡単な方法として、ETFの購入という手があります。インドネシアは有望な市場ですが、個別銘柄に投資しようと思っても、銘柄選定をするための情報収集が非常に困難です。

そこで、インドネシアの株式全般で構成される指数と同等の投資成果を目指すETFEIDO)を購入する方法が、最も簡易的に投資する方法です。対象指数は、インドネシアの証券取引所に上場している株式時価総額上位99%を占める株式の実績を測定するよう設計されています。下記に2010年~2017年におけるジャカルタ指数とEIDOの年間推移を示します。

 

図1_ETF年間推移
図2_ジャカルタ指数

このグラフを見て注意したいのが、EIDOとジャカルタ指数が明らかに相関していないことです。ジャカルタ指数は堅調に伸長しているのに対して、EIDOは正直微妙なチャートです。

EIDOのポートフォリオの組み方の問題だと思いますが、現状ジャカルタ指数とEIDOとの相関性が低いため、EIDOに投資する旨味はあまりないかもしれません。

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〇 インドネシアの個別銘柄の購入


日本の証券会社でインドネシアの個別銘柄の取り扱いをしているのが、SBI証券と楽天証券になります。楽天証券の方が取り扱っている銘柄は多いです。今後のインドネシアの成長産業として、人口増のメリットの恩恵を享受しやすい産業として金融関連、不動産関連、インフラ関連、サービス関連、一般消費財関連などが考えられます。まずは、これらの産業の中で注目されている企業を紹介したいと思います。

〇 バンクセントラルアジア


インドネシアの最大手銀行バンクセントラルアジア(BBCA)のチャートを下記に示します。時価総額は約4.3兆円で日本の一部上場企業に匹敵する時価総額です。ここ数年では年率約30%の成長性を示しています

 図3_バンクセントラルアジア

〇 アストラインターナショナル


アストラインターナショナル(ASII)はエネルギー事業、金融事業、IT事業を手掛ける自動車メーカーです。アストラインターナショナルは、インドネシアで最も有名な財閥企業の一つです。インドネシアの財閥企業はコングロマリットが多いので、様々な業界に影響を及ぼしております。近年は株価が低調に推移しておりますが、長期スパンで見れば、今後も堅調な成長が見込まれます。

 図4_アストラインターナショナル

〇ユニリーバインドネシア


インドネシアの一般消費財メーカーで、ビューティケアー製品、ハウスホールド製品、飲料を主に取り扱っております。一般消費財メーカーは、ディフェンシブ銘柄と言われており、景気が低迷しているときでもある一定の需要が見込めるため、大きな暴落の影響を受けにくい銘柄だと言われています。

したがって、リスクを取りたくない人にはおススメです。そして、今後人口が伸びてくる恩恵を享受できる業界だとも考えられます。

ただ、一点注意したいのが、外資系企業の進出です。インドネシアの消費者はイスラム教徒が多いので、基本的にハラル認証を受けている商品しか購入しません。今まではこのハラル認証を受ける手間、インフラ未整備、治安などの問題があったため、外資系企業がインドネシア進出を躊躇しておりました。

しかし、近年はこれらの問題が解決しつつあるので、本格的に外資系企業がインドネシア市場に進出してきております。当然、長年インドネシア市場で採取してきたデータから消費の嗜好性を掴んでいるアドバンテージはありますが、厳しい市場競争に晒されることにはなるでしょう。

図5_ユニリーバインドネシア

〇 HARUMエナジー


最後に小型銘柄をご紹介したいと思います。ここで言う小型銘柄は、時価総額が1000憶円未満で、ボラリティの大きい銘柄です。銘柄によっては年率で100200%で推移しているものも存在し、大きなボラリティを狙いたい人にはお勧めです。

HARUM
エナジーは石炭発電を専門にしているエネルギー関連企業です。ここ数年で株価が約3倍に増加していることが分かります。インドネシアでは2013年時点で110TWhを石炭発電に依存していて、政府は2030年には308TWhまで増加する予測を示しております。したがって、今後も石炭発電は伸長することが予想されておりまして、HARUMエナジー
も順調に成長していく可能性があります。

ただ、注意したいのが、石炭は他の化石燃料と比較して、発電コストは安いが、二酸化炭素の排出量が多いことです。世界的には二酸化炭素の削減がマストな課題になってきていて、確実に脱石炭の方向に向かっております。この世界的な流れとは逆行する企業に投資することになるので注意は必要です。

図6_HARUMエナジー

以上、今回はインドネシアのETFと個別企業について書きました。今後もインドネシアの情報は定期的に発信していきたいと思います。

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