アメリカの高配当株式への投資を行い、配当を再投資する手法を多くブログで見かけます。一方、日本株を対象としたブログはあまり見かけません。

銘柄の分析はよく見ますが、実際どの程度の利回りで運用できるのか具体的に言及したものはなかなかありません。

日本の企業は株主還元文化が米国ほど根付いておらず、すぐに減配をする可能性もあり、未来にわたって高配当の状態を続ける確率が圧倒的に低いことから敬遠されているからだとと思います。

バフェット太郎氏もクソって言ってますね 笑

アメリカの高配当株を購入し、配当を再投資することで運用利回りの最大化を目指す手法は、シーゲル教授の「株式投資の未来」をバイブルに、多くの個人投資家に人気を博しています。

私も読んで、その内容の充実さに感銘を受けました。長期投資を考えている人は一読されることをお勧めします。

著者は、多くの伝統的ブランドを持ち、安定的にキャッシュを生み出す源泉を持つ企業でかつ、高配当の銘柄を選定・投資することで、長期の利回りにおいてインデックス投資をアウトパフォームできる確率が高いと述べています。

安定的にキャッシュを生み出す源泉を持つ企業という点に着目すれば、日本の市場においても該当する銘柄は存在しますが、では実際、そのような企業に投資し、配当を再投資した場合、いったいどの程度の利回りを出せるのでしょうか。

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日本市場における高配当銘柄

多くの伝統的ブランドを持ち、安定的にキャッシュを生み出す源泉を持つ企業の代表格はたばこメーカーです。事業への参入障壁が高く独占性が強いため、安定したキャッシュフローを持っています。日本でいうと2914日本たばこ産業(JT)が該当します。

近年の若者のたばこ離れやたばこ税の増税などから将来性への不安で株価は下がっており、2018年7月時点で配当利回りは5%程度と日本では非常に高い水準となっています。

米国でも同様に訴訟やたばこの人体への有毒性への懸念から、たばこメーカーは投資家に多くの不安を抱かれていますが、絶対的な事業の安定性を維持し、米国のたばこ銘柄フィリップモリスは、近代の株式市場50年で最もリターンが大きかったことで有名です(配当再投資、バイアンドホールド前提)。

ではJTに2018年現在まで積み立て投資をしたらいったいどの程度の運用利回りになっていたのでしょう。

積立投資で配当再投資する

日本で配当再投資戦略を実施するにあたっては一つ、日本市場固有の問題があります。日本の株式市場はクソなことに最低売買単元株数が100株であることがほとんどであり、最低投資額が高いことです。

売買代金が高くなってしまうため、ミニ株などの特殊な制度を用いなければ少額での積み立て投資ができず、配当をなかなか再投資できない。。。

しかしまあそこはどうしようもないことなので下記の条件を設定して利回り計算をしてみました。

① 毎年1月31日終値で、40万円で購入できる株数を購入する。

② もし、40万円で購入できない場合でも100株だけでも必ず購入する。

③ 配当は翌年の購入原資とする。

④ 配当は20%の税引き後で計算する。

⑤ 投資の開始時期は2008年と2004年の2通りを計算。

⑥ 最終評価用株価は3000円で計算。

 

それでは結果にGo


JTリターン

渋い。渋すぎるぞJT!

2004年と2008年で大きく結果が違うのが面白いですね。JTは株式分割を何回か行っていますので厳密には難しいところがあるのですが、連続増配を開始ししている2004年から投資を開始していれば許容範囲のリターンではないでしょうか。2008年から投資開始では2016年以降の株価下落の影響が大きいようです。実際には食品の株主優待もあることを考慮すると投資対象として一考の余地ありと思います。

日経225のインデックスファンドにおける15年間の平均利回りが7%、TOPIXが5.3%(投信アシストより)です。

TOPIXの配当平均利回りは1.9~2.0%、日経平均の配当平均利回りが1.6~1.8%なので、配当が安定しているからと言ってもやはり配当利率が平均より少しいい程度では配当再投資戦略をとっても大きく成績が伸びないのかもしれません。

現状の成績では圧倒的に米国株優位ですね。

安定したキャッシュかつ増配姿勢の高い企業群という点では通信インフラのKDDI、NTTドコモ、そのほかにキヤノンも該当しますのでいずれ3社も計算してみたいと思います。

やっぱり個別に積み立てるなら単元を10株くらいに下げてほしいところです。

日本の株は2012年まで低迷が続いていましたが、JTで配当再投資戦略が全く使えないかというとそうでもないことが確認できました。ただ大きな期待も禁物です。

あくまで株主優待も考慮すれば一考に値する程度の結果となりました。自分はやはり米国の株での配当再投資戦略を勧めます。

【日本株】花王の配当再投資利回りを計算してみた!【連続増配20年以上】

ちなみに配当再投資戦略を知りたい方は下記の本必読です。

【私の短期投資手法
仕手株待ち伏せ手法は高騰前の仕手株を事前に保有し高騰を待つ手法です。待ち時間を犠牲にローリスクでストップ高がとれるのが特徴で、2018年は+60%の成績です。
(参考記事☞仕手株待ち伏せ手法|2018年結果まとめ

優待先回り手法は株主優待の権利日に向けて株価が上がる現象を狙っての先回り保有です。
(参考記事☞優待権利日に向けて株価が上がる銘柄はこれだ!

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