相場の法則「buy on the rumor, sell on the fact
株式相場にはbuy on the rumor, sell on the fact」という言葉があります。

「噂で買われて、事実で売られる」という意味ですが、この言葉というか法則が実際に当てはまるケースは多々あります。そして当てはまるケースは株価の値動きが読みやすくなるため勝率が上がります。

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  東証一部昇格と法則の関係性
今回、「一部昇格の発表」もこの法則が当てはまるのではと私は考えデータを調べてみました。

このケースでは
rumor=「この会社、一部昇格するんじゃないの?」という投資家達の思惑
fact=「一部昇格の発表」という事実、材料の発表
となります。

そして私は「一部昇格発表の翌日」が最もこの法則に従って株価が動くと考えました。

通常、一部昇格は大引け後に発表されるため株価に反応があるのは発表日翌日からです。

この法則が当てはまるのなら、
「発表翌日の値動きは材料出尽くしにより高値で寄り付いた後に下がってしまう。」

なんてことが、もしかしたら起きるかもしれませんよね?

ということで2016、2017年に東証二部から一部に昇格した貸借銘柄の発表翌日の始値、高値、安値、終値を調べてみました。(全32銘柄)

1

全32銘柄中、2銘柄は張り付きストップ高(黄色で表記)、終値/始値ベースで15銘柄はプラス(赤色で表記)、15銘柄はマイナス(青色で表記)となりました。

これでは全然規則性がありませんね。
そこで私は下記2つの仮説を立てて追加データを集めました。
それは

仮説①
事前の思惑が大きいほど発表翌日は短期の利確売りが入り株価が下がる

思惑が小さいほど利確売りが入りづらく発表後も株価が上がる

仮説②
この思惑の大小は昇格発表前の信用倍率(信用買い残り/信用売り残り)に反映される
という仮説です。

上記仮説に基づき発表前の信用倍率と、発表翌日の終値/始値の値動きの関係を確認しました。

以下に生データと、信用倍率と発表翌日の終値/始値の関係を示します。

2

3

売り残りが0の銘柄は信用倍率を1000としています。

完璧ではありませんが、概ね発表翌日の終値/始値は信用倍率で整理できる傾向であり、その傾向は仮説通り

「信用倍率(=rumor)が大きいと株価が下がる(sell on the factの発生)」

「信用倍率(=rumor)が小さいと株価が上がる(法則発動せず)」

となりました。

この考え方、指標を用いれば一部昇格を発表した銘柄に対して、買いと売りどちらで入れば期待値が高くなりそうか予測できるかもしれませんね。

しかしこれはまだ過去のデータに基づいた仮説の検証の域であり、実際に売買をしてみて分かる難しさが当然あります。

必勝法というのは仮説→実践→評価→改善のサイクルを繰り返すことでやっと完成するのだと思います。
なんだか仕事におけるPDCAサイクルみたいですね笑

理論通りにいかなくて試行錯誤を繰り返すことが私は好きなので株取引って面白いなといつも感じます。

今回紹介した「buy on the rumor, sell on tha fact」の法則に基づいた手法はまだいくつか知っていますので今後紹介していく予定です。

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