投資成績を見てみよう

金融庁より「投資信託の販売会社における 比較可能な共通KPIを用いた分析」というものが20186月に公表されています。

インターネット証券、銀行が販売している投資信託購入者の損益内訳を分析した結果など興味深い内容が載っているのでご紹介したいと思います。

     銀行編

銀行では実に46%の人が投資信託で損を出している結果となっています。これは贔屓目に見て誇らしい結果とはいえないでしょう。

銀行投資成績

https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20180629-3/20180629-3.html

下の図を見てほしいのですが、何しろ日米の2010年代の市場動向は非常に恵まれた状況となっており、ベーシックなインデックス系ノーロード商品を選んでおけば儲かる状況だったのです。

2010年代市場成績

もちろん、個人個人のリスク許容度によってもっと攻めたアクティブファンドを選択している人もいるかと思いますので全員が利益を出している状況にはならないのはわかりますが、全く褒められた結果ではないことがご理解いただけると思います。

また、預かり高上位20銘柄のコスト・リターンの分布ではコストとリターンがわずかに負の相関を示しているのがわかります。つまり、信託報酬などのコストをかけた商品ほどリターンが下がる傾向があったということです。

それにしてもコストの値が1.8%以上がほとんどというのも異様に高いですね。

 

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▋     ネット証券編

ネット証券に関しては4企業の損益分布が公開されていますが、今回は4企業の合算で示されているものを使います。

 

 証券会社投資成績

ネット証券利用者の人は実に6割以上の人が利益を出しているのがわかります。これは先にも出したように市場の相場環境を考えれば納得のいく結果ではないでしょうか。

▋     リテラシーって大事だよねって話

※ここからの意見は私個人の意見で情報根拠がないものもありますのでご注意を

ネットと銀行でこれほど大きい違いが結果として表れているのは意外ではなく、むしろ納得のいく結果と思えます。
 

そもそもネット証券を選択している時点でITリテラシーが平均的には高いことが推測できるからです。
 

銀行で投資信託を購入している層は、高齢者が多いと思われます。資産額の非常に大きく、金融リテラシーの高い層は対面型証券も候補のひとつになっていると思いますので、銀行利用者は長年の付き合いや銀行といった看板に安心を覚える情緒的な方が多いのかもしれません。

証券販売ランキング

証券会社(SBI証券)の販売ランキングを見てもノーロード系の物が並んでおり、信託報酬も1.0%以下のものが多くランクインしています。

そう考えると銀行の上位20名柄のコストがほとんど1.8%というのは正直、銀行にうまみのある手数料の高い商品が推奨・販売されているのではと勘ぐってしまいます。

一方、銀行の方が悪いのかというと完全にそうとは言えません。彼らもボランティアではなく商売なので仕方ない部分もあるかもしれません。非常に厳しいノルマを課され、疲弊しきっている営業マンもいるかもしれませんしね。

やはり、最後に思う結論はリテラシーを高めるのが最も必要なことなのではないかということです。インターネットによってアクセスできる情報は過去の何万倍にもなっています。少し調べれば良質な情報も簡単に得られますし、その中から自分なりの選択をできる能力を養うことが先決なのでしょう。自分の親の世代や高齢の親族にはもしかしたら銀行で資産形成の相談をしている方がいるかもしれません。

残念ながらアホな情報弱者は搾取される世の中です。このブログの読者には必要ないことかもしれませんね。

グラッチェ

 

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