どうもタカニキです。

資産を形成する上で株の素人がもっとも成功しやすいと言われているのがインデックス投資を中心としたパッシブ運用(運用目標とされるベンチマーク(日経平均株価やTOPIXなどの指標)に連動する運用成果を目指す運用手法)です。

中でもアメリカのS&P500やダウ、日本の日経平均やTOPIXなどの株式指数を対象とした投資信託やETFに投資すれば年間10%弱の平均利回りで資産成長が見込めます。

下記の図は、約100年間における各国の株式の平均年利回りになります(引用:株式投資の未来、インフレ調整後)。

株式100年リターン

どの国においても基本的にリターンはプラスに推移しており、株式市場の平均に連動することを目指したインデックス投資が初心者でも成功しやすいことが伺えます。

日本においても決して高い数字ではないものの、利回りは年4%台の数字と極端に低い成績になはっていません。

また、米国は4位となっていますが、日本からの株式購入のハードル、金融関係の法制度の充実具合などを考慮すると上位3位の国に比べて素人向きかと思います。

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日本株が長期投資に向かない理由

しかし、このリターンの前提には注意が必要です。

このようなインデックス投資で成功するかどうかは、過去と同じように株式市場が成長を続ける、つまりその国の経済が継続して成長を遂げれるかどうかが大事になります。

では日本の経済の見通しはどうでしょうか。各国のGDPを比較して見ます。

名目GDP2017

経済規模でいうと日本は世界第3位と上位に位置し、経済規模は世界のトップレベルにあるのは皆さんご存知のことかと思います。

しかし、国の経済規模を表すGDPは国の人口に大きく依存します。特に、人口における労働者の数が非常に重要です。そこで労働者の人数の変動予測を確認して見ましょう。

世界労働人口1980年基準

このように日本は労働者の人口が大きく減ることが予測されています。

つまり、何もないままでは日本経済は縮小していくということになります。

では何かが起こるかというとそれもまた期待できません。
人口が減る中でGDPを維持しようとすると一人当たりがより多くの付加価値を生み出さなくてはなりませんが、日本の生産性の向上率は
世界156カ国中126位と絶望的です。

インデックス投資が成功するかどうかの前提である経済成長が継続するかどうかに関して、日本はこのようにかなり厳しい現実があるのです。

経済規模の縮小がかなりの確率で起こるのであれば、日本市場を対象としたインデックス投資は歴史を参考にしてもあまり意味がないのです。

一方、アメリカでは人口増加が今後数十年続くと見られており、過去の実績が再現される可能性がかなり期待できます。そもそも、仮に日本がこれまで通りの成長を描いたとしても平均利回りは劣っているのです。

ホームカントリーバイアスといって、投資家は資産運用において、ついつい自国市場(国内資産)への投資が厚くなる傾向を持っています。

しかし、ここは一旦立ち止まって現在長期投資を行なっている投資先を見直してはいかがでしょうか。
インデックス投資を続けるなら米国を選択したほうが確度は高いと思いますよ。