為替変動と長期投資

どうもタカニキです。

海外の株に投資する際にどうしても考えなければならないのが為替の影響です。

特に新興国株などはインフレが進行してしまうので、現地通貨が安くなっていき、どうしても株式リターンに影響が出てしまいます。

また、アメリカのような基軸通貨国においても為替の株式リターンへの影響は無視できないのでその影響度を把握しておくことは重要かと思います。

そこで今回はアメリカのS&P500に連動するETFであるSPYの投資パフォーマンスについて何種類かのケースを想定し、その影響度合いを検証してみました。

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ドル円とSPYのパフォーマンス

こちらがドル円とSPYの近年のチャートになります。

ここ数年間のアメリカ株の好調具合が目につきますが、一方でドル円の為替は上下に大きく変動しています。

今回はSPYに投資する前提で下記のケースを変えた時にどの程度パフォーマンスが変化するかケーススタディしました。

  1. 為替変動を考慮する場合としない場合
  2. 積み立て投資か一括投資か
  3. 一括投資するならいつするか

積み立て投資の場合、手数料は考慮せず月に3万円を180ヶ月(15年間)行ない、為替は購入時に両替する条件で計算し、一括の場合は540万円を一括で投資する条件を計算しています。いずれも購入日はその年、その月の初日です。

まずは為替変動なしの場合です。

続いて為替変動ありの場合です。

為替変動あり

2001年のドル円はおよそ115円、2006年が115円、2011年が80円になります。
各条件のリターンをまとめたものが下記になります。

為替まとめ

当然のことながら、ここ10年間の上昇期間中も株を買い続けている積み立て投資はリターンが最も低い結果となりました。

ただこれは近年の上昇相場が異常であったということであり、致し方ないものと思われます。決して積み立て投資をすると必ずパフォーマンスが悪化するということにはならないと思うので注意してください。

基本的にドル円の長期チャートは80円から140円のレンジで推移しています。
概ね中央値は110円というところでしょうか。

ドル円長期チャート

つまり、110円以下の為替期間でETFを取引できれば、株価上昇以外にも為替による利益も出てくるということになります。

その結果、ドル円が80円時代に売買している「2011年に一括購入」条件と「積み立て投資」条件の両条件では、為替変動有無によりパフォーマンスに大きな差が出ているのです。

兼業投資家の方や私のように一括でそこまで大きな投資資金を投入できない人は以上の結果から積み立て投資に加えて為替の両替に一工夫するとパフォーマンスが改善されるかと思います。

それは為替が110円以下、特に100円以下の時にはドルを少しづつ買っておくということです。もちろん円高の時にドルに変えるだけでなくETFも買ってもいいのですが、株価の長期的な動きは読めないので無理な買い増しは推奨しません。素直にドルコスト平均法で買っておくのがいいかと思います。

しかし、ドル円の相場は安い高いが株価よりもわかりやすいので上記の方法が有利になるかと考えています。

ただし、これには注意点があります。株取得のための両替といえど長らくの間株取得に用いず円に戻してしまうと税金が発生するかもしれませ。必ず株取得に使うようにしましょう。(詳しくはこちらを参照しました。)

ということで今回、為替変動の差を把握しておくことを目的に投資条件毎にその影響度をみてみました。

結果、1ドル100円を切るような時代をまたぐ積み立て投資においては、パフォーマンスにめちゃくちゃ大きく影響し、リターンが数十%変わってくるレベルのインパクトであることが確認できました。

積み立て投資するなら基本的にこの影響を避けて通ることはできませんが、両替のタイミングの一工夫でもしかしたらパフォーマンスを改善できかもしれません。

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