投資信託を購入している顧客の4割は運用成績がマイナス

どうもタカニキです。

金融庁は将来の資産形成に向けて一般世帯に投資を定着させようとしており、金融事業者の取組みの「見える化」を促進する観点から、「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI」として3つの指標を公表し、投資信託の販売会社が、これらの指標に関する自社の数値を積極的に公表することを促しています。
参考:金融庁HP

過去の記事でも取り上げたこの指標ですが、金融庁の努力もあり、比較的多くの金融業者がこの指標を公開し始めているようです。

↓↓ 過去記事 ↓↓


こちらは産経新聞さんで取り扱われた記事となります。
投資信託、顧客の4割が損失 金融庁が成績公表

金融事業者の公表数値を見てみると事業者間でかなりの差が出てしまっているようです。

なんでこんなにも差が出てしまうのか実際に雑誌でも人気のセゾン投信と、大手の三井住友信託銀行が公表している内容について調べて見ました。

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最近人気のセゾン投信

セゾン投信は2007年3月より運用をスタートさせた人気投信です。雑誌などでもセゾン投信の2つの商品はよく紹介されていますので、これから投資を始めてみようと思う方の中で検討している人も多いかと思います。

セゾンの商品はたったの2つです。
① セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
② セゾン 資産形成の達人ファンド

①は、株式と債券へ半分ずつ投資する商品であり、バンガードのインデックスファンドを利用することでこの手の投信の商品にしてはかなり信託報酬が抑えられたものになっています。

②は、世界中の幅広いファンドに投資することで、主として海外および日本の株式に幅広く国際分散投資するという商品になっており、投資ファンドがかなり多岐にわたるため比較的高コストになっています。

それではセゾン投信の公表KPIを見てみましょう。

セゾンKPI

商品が2つのため非常にわかりやすいですね。コスト1.55%と最近のコストを抑えたベーシックな投信に比べると割高な商品ですが、バンガードを利用した商品がコストが低いので全体平均ではコストの平均値0.94%とそこそこ低い値になっています。

いずれの商品も投資対象が株式と債券といった投資の基本的商品になっているので近年の良好な相場環境下で顧客の人の多くが利益を出しているのも納得できる内容だと思います。

コストの絶対値はさておき、商品内容も比較的長期投資に向けて理にかなったものですし、セゾン投信はわりかしいい会社という印象を持ちました。

投資商品販売会社のクソオブクソ:銀行

かなり強めの言葉で書きましたが、私は日本で投資文化が根付いてこなかった要因の一つとして、銀行などの古い金融企業の商品がクソで日本における投資マインドを冷えさせてきたことがあると思っています。

今回の内容を見て、やはりこいつらは何も変わっていないことをあたらめて実感しました。

三井住友信託銀行を例にとって見てみましょう

まずコストが馬鹿高いです。しかもリターンとコストがトントンという残念な結果です。しかもコストが高いほどリターンが低下するという負の相関を示すあるまじき結果。販売商品も高コスト商品が上位に来ており、自分が儲かることしか考えていないんかいとキレたくなる内容です。

三井商品

一応世界分散投資ということで株式、不動産、コモディティ、債券に分散投資しているコア投資戦略ファンドという商品も上位に来ていますが、コストがあれなのであれですね。

セゾン投信と比較すると商品体系が複雑で、パッと見で商品と運用内容がリンクするものが少ない印象です。繰り返しますが、コストがかなり高い商品が非常に多いです。

いつか銀行や信託銀行の商品は売れなくなる

これだけネットで簡単にアクセスできる時代にこんな商品を売っていたらいずれ駆逐されていくのは目に見えていますね。

証券会社も必ずしもいいというわけでなく、丸三証券とかも売っている商品のコストは高く、利益が出ているだけマシといった程度です。

ネット証券の登場でかなり投資信託の様相が変わったのでしょう。対面型の証券会社、銀行、信託銀行などは苦しくなっていっていると思います。

ここで、苦しいから利益率の高い商品を売るか、顧客にとって良質な商品を売ってお店まで足を運んでもらおうと思うか、正念場を迎えているような気がします。

投信の顧客の4割が損を出すのは、このような高コスト商品が販売に占める割合において上位に来ていることが要因の一つでしょう。

金融庁はいい仕事をしてくれました。このように定量的な値で比較できるような環境を作ってくれたことに感謝です。

皆さんもKPIを眺めてご自身の利用している金融機関が顧客本位か調べて見てはどうでしょうか。
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