10月暴落、優待銘柄の値動き

2018年10月におきた暴落において、これまでに低位仕手株の値動きについて記事にしてきました。

☟過去記事☟
【10月試練の大暴落】その時、低位仕手株はどう動いたのか|底値圏銘柄の動向
【10月試練の大暴落】その時、低位仕手株はどう動いたのか|暴落に強い銘柄が持つ要素とは

今回は10月暴落時の株主優待銘柄の値動きについてまとめたいと思います。

私は『イベント投資』の一つとして『株主優待銘柄狙い』の取引をよく行っています。

本手法は株主優待の権利日に向けて株価が上昇する現象を狙い、先回り購入することで利益を得る方法です。

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上記チャートのように、『優待権利日に向けて株価が上昇→権利落ち日に急落する』という規則的な動きを示す銘柄が存在します。

こういった優待効果が強い銘柄の特徴として

①概ね権利日の3ヶ月ほど前から株価の上昇が始まる
②地合いの良し悪しにあまり左右されない

という点が挙げられます。

今回は②の効果が10月暴落時にどれだけ発揮されたのかを確認してみたいと思います。

検証するのは優待権利日を近くに控えていた11月、12月の株主優待銘柄を対象としましょう。

11月、12月の優待銘柄のうち、優待権利日に向け株価が上がる傾向にある銘柄として以前の記事で下記5銘柄を私はおススメしていました。

2769.ヴィレッジヴァンガード
3075.銚子丸
3089.テクノアルファ
4834.キャリアバンク
7625.グローバルダイニング

☟過去記事☟
『11,12月の株主優待銘柄で利益を狙おう!』

この5銘柄は10月の暴落の際に市場平均を上回ることが出来たのでしょうか?

5銘柄の10月初めから10月末の騰落率を見てみましょう。
優待

選抜5銘柄のうち2銘柄はプラス、5銘柄平均で-1.3%の値動きでした。

同期間で日経平均は-9.3%、マザーズ指数は-16%だったことを考えると優待銘柄の守備力の高さが分かります。

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また、低位仕手株に対して同様の分析を行った際には「普段の出来高が少ないほど暴落による下落が抑制される傾向にある」という結果が分かっていました。

仕手株の出来高と10月暴落時の値動きの関係
出来高
この傾向は優待銘柄でも同じなのかを見てみたいと思います。

出来高と値動きの関係 仕手株と優待銘柄の比較
出来高2

グラフから分かる通り、株主優待銘柄の暴落時値動きは1日平均出来高に依存しない結果となりました。

株主優待の権利日に向けて株価が上昇する銘柄を見つけるために私が用いている条件は「株主の7割以上が個人投資家」という条件です。

これは株主の大半が株主優待が保有目的の銘柄を見つけ出すためですが、このような銘柄は出来高の大小に関係なく値下がりしづらいのかもしれませんね。

今回の検証で分かった「優待銘柄は流動性が高い銘柄でも暴落に強い」という特徴は仕手株には無い魅力です。

出来高の少ない仕手株は板が薄いため買い集めに苦労しますし、高騰が起きないと売り捌くのも大変です。

しかし、仕手株にも「高騰が始まれば短期間で数10%のプラスになる」という優待銘柄には無い魅力があります。

優待銘柄の期待値はせいぜい+5%程度なので、これは仕手株にしかない大きな魅力です。

     10月暴落分析結果まとめ

3記事にわたって10月暴落時の分析結果を紹介してきましたが、分析を通じて『低位仕手株待ち伏せ』と『イベント投資』の特徴が見えてきました。

低位仕手株待ち伏せ
・出来高が少ない銘柄ほど暴落に強い
・10月暴落時の値動きは0%~-15%
・高騰時は+50%前後が期待できる

イベント投資
・出来高に依らず暴落に強い
・10月暴落時の値動きは0%~-5%
・優待日にむけて+5%前後の上昇が期待できる

どんな投資手法でもメリットデメリットは必ずあります。

メリットしかない手法なんてありません。

そのため、それぞれの手法の特徴を把握し、上手く組み合わせることが勝率を上げるために重要なことだと思います。

『リスクは、あなたが何を行っているか理解していないことが原因だ』
by ウォーレン・バフェット

10月暴落時の値動きを分析することが少し楽しくなってきたので、もう少し分析を継続してみたいと思います。

ではまた。

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