失敗しない株主優待タダ取り手法を目指そう!
今回の検証内容は『優待タダ取りの優待クロス・つなぎ売りを行った際に逆日歩を避ける方法はあるのか』です。

株主優待の権利を手に入れるために買いと売りの両建てを行うクロス取引はとても有名な方法ですよね。しかし、この方法を行う際に気を付けなけらばいけないことがあります。それは逆日歩です。

逆日歩は空売りが多く行われた際に発生する手数料です。優待タダ取りを狙って皆がクロス取引のために空売りを行うと 、この逆日歩がとんでもない金額になり大失敗となることがよくあります。

高額逆日歩の例☞『湖池屋の悲劇、千円相当の優待が3万2千円の超高級ポテチに豹変』

千円相当の優待を狙ってクロス取引をしたら3万円以上の手数料をとられるだなんてたまったもんじゃありませんよね。

逆日歩は証券金融会社から株を借りて空売り(制度信用売り)する際に発生します。
一方で証券会社から株を借りて行う空売り(一般信用売り)では逆日歩が発生しません。

しかし一般信用売りは在庫数が限られており、優待権利日前になると在庫切れを起こし空売りが行えなくなってしまいます。

一方で制度信用売りは在庫切れがありません。

そのため逆日歩発生の失敗を避けつつ制度信用売りでのつなぎ売りを行うことが理想ですが、果たしてそんなことは可能なのでしょうか?

     検証!発行株式数と逆日歩の関係!
そこで今回検証したのは『発行株式数と逆日歩の関係』です。

まず、なぜ発行株式数に着目したのかについて。ややこしい説明は省きますが逆日歩が発生するのは『貸してもらえる株が不足した時』です。だから、発行株式数が多かったら逆日歩って発生しにくいんじゃない?と考えました。

検証するにあたって、12月の株主優待銘柄を対象としました。

人気優待銘柄が逆日歩が発生しやすいと考え、私がいつも参考にしているサイト『楽しい株主優待&配当』に掲載の12月優待人気ランキングベスト10の中で空売りが可能な貸借銘柄のみ分析対象としました。

分析を行った12月株主優待銘柄は以下の7銘柄です。

3197.すかいらーく
2702.日本マクドナルド
2914.JT
8179.ロイヤルホールディングス
2503.キリンホールディングス
2226.湖池屋
2502アサヒグループホールディングス

過去の逆日歩は日証金.COMのデータを用いました。残念ながら2016年までのデータしかなかったため2年分のデータからの分析結果になります。

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7銘柄の発行株式数と逆日歩のデータです。
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発行株式式数は2018年11月21日時点の値です。データ数が少ないので少し荒っぽいやり方ですが、2年分の逆日歩の平均をとり、発行株式数との関係をグラフ化しました。

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見事に発行株式数と逆日歩には関係がある結果となりました。まだデータ数が少ないため追加でのデータ収集は必要ですが、発行株式数の大小で制度信用売りでクロス取引を行っても問題なさそうか、という判断は出来そうですね。

このようにデータ分析を行うことで、『発行株式数が数億株以上なら大丈夫』という明確な基準が設けられるのが良い点ですね。

また、『発行株式数が数千万株以下なら信用買いを持ち越して貰える逆日歩を狙うのも有りかも!』という新たな手法のタネも湧いてきてワクワクしますね。

【2019年1月15日追記】
2018年12月の優待権利日も過ぎ、権利日の逆日歩も分かったため追記しておきたいと思います。

2018年12月も発行株式数の少ない湖池屋は高額な逆日歩が発生した一方で他の銘柄では少額もしくは逆日歩が発生しなかったという結果でした。
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やはり発行株式数が少ない銘柄の優待をタダ取りするのは危険かもしれませんね。

     検証結果まとめ!
ということで今回は

『優待クロスのつなぎ売りで逆日歩発生の失敗を避ける方法はあるのか』

という題材に対して分析を行った結果、

『発行株式数が多いほど逆日歩の金額&発生確率が小さくなる傾向にあり、発行株式数が数億株以上なら逆日歩は回避できる可能性が高い』

という結論を得ました。

ただ、まだデータが少ないためもっと分析を進めて明確なルールを構築したいところです。

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