保険は入るべき?

今回は、日本において保険が本当に必要なのか?そして、入るべき保険がなんなのか考えてみました。

日本人は保険大好き民族です。公益財団法人生命保険文化センターの調べによれば日本人の保険加入率は89%と高く、29歳以下の世帯においても加入率は70%以上にのぼります。

そもそも保険とは、万が一の事態に備え、加入者が相互にお金を出し合いリスクをカバーするために設計されている商品です。しかし、日本においてはこういったリスクケアよりも貯蓄性に重きを置いた思想で保険に加入している人も多いのが現状です。

ありとあらゆるタイプの保険が存在するため、きちんと自分のライフスタイルや収入、家族状況を考えなければ入る必要のない保険に入ってしまうことになりかねません。

日本には多くの公的保障制度が存在するため、何のリスクに備えどんな保険に入ればいいかは最低限どんな人でも共通の答えが出てきます。

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     保険に入るべきリスクと保険のいらないリスク

まず考えなければならないのは保険で補うべきリスクがあるのかどうかといった点です。

例えば入院のようなお金の使途ではなく、不測の事態に対して自分の力では補いきれない・賄えない大金を確保することが基本的には目的となるべきです。

このような点から考えると以下のリスクのみが不測の事態として考えるべき事案となります。

  • 自動車事故で他人のものを壊す
  • 火災で他人の家・ものに損害を与える
  • 収入の主たる人が亡くなり生活資金(子供の学費など)がなくなる

自動車や火災に関しては車や家を買う場合には必ず入りますよね?

それだけ補うべき金額が自助努力で賄うには難しい金額だということです。こうみてみると、自主的に保険で賄うべきリスクは3つ目の生活資金のリスクのみになってきます。

つまり、入るべき保険はおのずと不測の事態において生活防衛資金の貯金などの自助努力では賄えない部分を「定期(死亡)保険」、「収入保障保険」「就業保障保険」といったものでカバーすることに限定されます。

しかもこれらのリスクが顕在化した状態でも、遺族年金や障害年金、公的介護保険といった公的保障制度があるため思った以上の金額を確保できるのが日本です。

自分が考えるよりも低めの金額で十分不測の事態に対応できると思われます。

保険会社のHP、自分たちで説明している本質とは異なる商品を売りつけている点に注意が必要

     がん保険と医療保険はいらない

多くの人はがん保険または医療保険もしくはその両方に入っています。しかし両保険は保険会社が不安を煽っているだけで入る必要の全くない保険だと言えます。

日本の国民健康保険制度のおかげで月収が50万円以下の人なら月額の医療費は9万円以下に抑制される仕組みが存在します。仮にそれよりも月収の多い人でも15万円程度です。

加えて自己負担でかかってくるのは食事代、差額ベッド代などになってきますがこれらの金額は保険で用意する必要のない自分で準備できる・準備すべきお金なので保険に頼るのは間違っていると言えるでしょう。

ガンもしくは入院が長引く大病にかかり、差額ベッド代が仮に10,000円だったとして、万が一30日間入院しても30万円。病気にかかるまでに20年間毎月1,000円保険料を払っていたら24万円、30年間なら36万円保険料を払っていることになります。もっと月額が高いならさらに払っていることになります。

何回病気になりたいんですか、皆さん?笑

国は入院日をどんどん削るような政策を推し進めているので、自分が保険に加入して実際に使うときにはガンは入院する病気ではなくなっているかもしれません。

つまり、がん保険に入るのはお金の計算のできないバカがすることです。

先進医療もあんなのは保険会社の営業トークに騙されているだけで、ほとんどの人は先進医療を受けません。もっとも現実的な先進医療である粒子線治療もガン患者のうち0.4%が受けているだけでほとんどの人には必要のない特約だと言えるでしょう。

ガンの一時診断金で100万円!なんて保険の目的が儲かることにすり替わっているもっとも愚かな例です。この特約を聞いたときに、現代人は5割の確率でガンになるから入っておけば期待値50万円と考えた人は保険の目的を考え直した方がいいでしょう。保険代を払わなければ、保険代をもっといい形で使えるはずです。

「せっかく貯めている預貯金を自分の入院費用にあてたくないですよね。」とかいうクソバカなネット記事を見ましたが、愚かすぎてコメントできません。

     貯蓄型保険もいらない

貯蓄型保険も入らなくていい保険の代表格です。これらは貯金と同列に語られがちですが、貯金がいつでも元本を維持された状態で引き出せるのに対し、貯蓄型保険の多くは契約後の長い期間、返戻率が大幅に低い状態が続きます。

つまり、保険会社は他人のお金を借りて運用することで利益を出す一方、お金を返せて言われると手数料と称し、多くのお金を巻き上げるヤクザのような商品と言えるでしょう。

しかも、長いこと預けて得られる利ざやは非常に小さいです。

たとえば保障金500万の貯蓄性のある保険に入る場合、30年間払い込みの総額は400万円程度、支払い月額金額はだいたい10,000円程度。

30年後の返戻率は102%です。50年後に返戻しても120%です。

50年預けて20%です。しかも、30年未満で解約した場合80%未満の額しか返ってきません。
ヤクザすぎます。
やはり、貯蓄型保険も入るのはお金の計算のできないバカがすることです。
これを例えば月1,000円の掛け捨
てタイプにして、浮いた9000円を自分で積み立て運用した場合、30年間年率4%運用で30年後に180%程度になります。運用がどうしても嫌で、でもお金を貯蓄したいなら素直に銀行に預けましょう。

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     入るべき保険は定期保険、収入保障保険、就業保障保険のみ

これら3つは自分の家族構成などを考えて入っておいた方がベターです。もちろん十分に資産がある人、収入の大きなパートナーがいる人は別です。またこれらの保険は基本、同じ補償額なら保険料が安ければ安いものほどいい保険となります。

そして他の保険は多くの人の場合不要です。保険に回すお金があったら素直に投資などに回しましょう。30年もお金を完全放置する気があるならアメリカのS&P500に預けた方がいいです。何なら債権でも保険より利ざやが出ます。

お金のことを知らない人が損をする、そんな仕組みになっているのが世の中です。
つまりバカはいつまでも搾取されるのです。

人生は思ったよりも長いです。長く生きるための資産形成は保険に入るよりも、株式や債権など自分の資産運用で用意できるようになりたいものです。

保険を考えるときに「〜したら安心」「〜したら楽」などの文字に踊らされてはいけませんよ!!

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