債券ETFはリスクを低減するために組み込む。これはよく聞く話です。ただ、誰でもいつでも債券を組み込んでおけばいいかというと私自身の考えは否定的です。

出口戦略の一つとして債券ETFを考える。

これが私の債券ETFの使い方です。

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債券ETFの使い方

組み込み比率

債券を組み込むとポートフォリオの成績がどう変化するか。知っている人も多いと思いますがもう一度おさらいしてみます。

バックテストには「Portfoliovisualizer」を利用しています。

まず、S&P500を対象としたETFの代表としてSPYを、債券ETFの代表としてAGGを選定し下記のようなポートフォリオを組んで成績を比較してみます。

これら3つのポートフォリオとS&P500のパフォーマンスを比較したものが次の図です。

リターンで見ると、債券を組み込むほど低下していきます。一方、ポートフォリオとしての性質を示す値は次のようになります。

性質
債券を組み込むことでリスクが低減するというこのはこういうことです。株式の比率が多いPFでは最大の下落幅は40%以上にもおよびますが、債券中心のPF3では下落幅は10%弱に留まります。

 

このような大きな下落局面でも精神的に耐えられるかが債権を組み込むかの一つ大きなポイントでしょう。

債券主体のPFではリスクに対するリターンの大きさが最も良好であり、標準偏差も小さいです。最終的なリターンよりも安定性を重視するなら債券中心型のPFをお勧めします。

しかし、やはりリターンに着目すれば株式には勝てません。途中の暴落に耐えられる、リスク許容度が高い人なら株式中心でいいと思います。

また、長期的に見れば株式は回復するので若い人、特に長期投資として20年以上を考えている人は株式中心とするのがベストかと思います。

ただそういった人も債券ETFは使いどころがあります。ここが本記事の主題です。

出口戦略として債券を使う

債券の特徴は「リターンはそこそこで下落幅が小さい」これに尽きます。

株式中心のPFではどうしてもリスク(振れ幅)が大きくなってしまいます。もし株式中心のPFで、ようやく資産を取り崩し始めようと思った矢先にリーマンショックのような暴落が起きたらどうしますか?

これは長期投資の半ばで起きる暴落に対する精神的ショックをはるかに凌ぐはずです。

だからこそ、長期投資後半の出口を考え始めたあたりからPF中に債券を組み込み始め、終盤に向かってその比率を高めていくのがいいと考えています。

債券の暴落への耐性をもう一度確認してみましょう。

PF2

債券中心ならリーマンショックの暴落も1年未満で回復しています。
このように債券比率を増やすことで投資終盤に資産を大きく目減りさせないことが債券ETFの使い方だと考えています。

一般的に年齢の割合だけ債券をPFに組み込むとはこのような考えに基づいているのかなと思います。

人によってリスク許容度が異なるので最適解は異なりますが、債券ETFの性質を理解してきっちりと活用していきたいですね。

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