年金の資産運用を一任されているGPIFのポートフォリオバランスは、リスクを極力抑えながらリターンを得る運用スタイルの一つの解として有名です。
 
年金運用を模したポートフォリオで簡単に投資できる商品が大和証券のiFreeシリーズより出ています。
 
今回はこのiFree年金バランスの投資信託について分析してみました。
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iFree年金バランス

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GPIFの基本ポートフォリオ

 

GPIFとは「Government(政府)」「Pension(年金)」「Investment(投資)」「Fund(ファンド・基金)」 の略で、日本の年金積立金管理運用独立行政法人のことです。
 
基本的なポートフォリオ構成は株式50%、債券50%となっています。
 

この基本ポートフォリオ「長期的に積立金の実質的な運用利回り1.7%を 最低限のリスクで確保すること」を目標として作成されており、リスクとリターンがバランスよく得られるような作りになっています。

このポートフォリオを模して再現できるよう構築されている投資信託が大和証券のiFree年金バランスになっています。

信託報酬は0.17%程度と安く、運用コストを抑えられるのも一つの特徴です。
ただし、気をつけなければならないのはGPIFと完全に同じ運用にはならない点です。

iFree年金バランスで気をつけるべき点

GPIFの基本ポートフォリオは、パッシブ運用に加え、各アセットクラスの内幾らかはアクティブ運用されるようになっています。(参考:GPIFホームページ

一方、iFree年金バランスは基本的に国内債券を除く各アセットクラスをインデックスファンドを用いて、国内債券に関しては完全にアクティブファンドを用いて運用されるように設計されています。

また、外国株式に関しては先進国株式で日本も含まれたベンチマークを採用していますが、GPIFは日本を除く全世界株式をベンチマークとしています。これは、年金バランスには新興国株式は含まれないということになります。

つまり、iFree年金バランスは基本的なアセットクラスの割合だけをGPIFと同じにしているだけで運用方法が全く同じというわけではないということができます。

年金バランスに似たものを自作すると

ちなみに各アセットクラスの割合を一定にするということだったら、他のインデックスファンドを用いることで似たような物を自作することは可能です。

例えば、eMaxis Slimシリーズを用いて

  • eMaxis Slim 国内株式(TOPIX)  25%
  • eMaxis Slim 全世界株式(除く日本)  25%
  • eMaxis Slim 国債券 35%
  • eMaxis Slim 外国債券 15%

とすれば、信託報酬0.15%程度で自作できます。しかも外国株式はGPIFに揃えたベンチマークを採用可能です。

信託報酬に大きな違いはありませんが、実際のベンチマークにこだわるのならこちらの方がいいかもしれません。

年金バランスまとめ

GPIFと同じような保守的な運用は期待できるかもしれませんが、基本的には別物と思っておいたほうがいいでしょう。

それでも運用方針がダメとかそういったことはなく、ディフェンシブに運用したい人にとっては選択肢の一つになり得ると思います。

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