『ホームカントリーバイアス』とは投資家が資産運用において、投資する商品が自国中心になり、自国市場(国内資産)への投資が厚くなることです。

このホームカントリーバイアスのリスクを感じることがあったため今日は記事にしたいと思います。

楽天証券のNISAランキング(積立件数ベース)を確認したところ、2019年1月の上位商品は以下の結果でした。

上位は米国株を中心としたインデックスファンドが占めています。一方で、ひふみプラス、日経225インデックス、TOPIXインデックスといった日本株を投資対象とする商品もベスト10に含まれていました。

私はこの3商品が上位に来ることに疑問を感じます。

NISAは長期投資向けのサービスであり、特につみたてNISAはその特徴が強いです。

今回のランキングは積立件数ベースであることから、つみたてNISAの積み立て設定が反映されていると考えられます。

長期投資で最も勝率が高く、誰でも再現可能な手法は「指数連動型の商品を購入し続ける&配当金を再投資する」ことです。

この点だけ見ると日経225やTOPIXのインデックスファンドへの投資も間違っていないように感じますが、この手法は「長期で見れば上昇する指数に投資する」という大前提が存在します。

そして日本国の株式は残念なことにここ30年間、市場はほとんど拡大しておらず、長期投資成功のための大前提が成立していません。

日本株式と米国株式の比較

日米市場比較
TOPIXデータ:ウォールストリートジャーナル
S&P50データ:米ヤフーファイナンス
為替データ:ブリティッシュコロンビア大学

『日経平均vsS&P500 過去5年~30年間投資していたらどうなっていたか試算してみた』という記事では、それぞれに30年間投資した場合、S&P500は9.89%であった一方で、日経平均はたったの0.184%であったと紹介されています。

もちろん将来のことは誰にも分かりませんが、過去の実績や現在の国の力関係から考えても長期投資先をアメリカではなく日本を選択する理由は無いように感じられます。

このNISAランキングから、多くの投資家がホームカントリーバイアスによって貴重なNISA枠を捨ててしまっているように感じられもったいなく思いました。

また、ランキング3位だったひふみプラスは別の視点からも「私なら買わない」と思っている商品です。この理由は過去に記事にしています。
参考記事☞ひふみ投信を買いたくならない理由

気を付けるべき心理的バイアスについても過去に紹介しています。
参考記事☞気を付けるべき心理的バイアス

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