ブログを見て頂いている方からこのような質問を頂きました。

今株で知りたいことは、スクリーニングで目的の株を探す方法です。
具体的にどうやるのかもよくわかりません。
スクリーニングはsbiの画面でやってみたことがあるのですが、perやpbrや、どう値を入れたらいいのかさっぱりでした。

ということで今回は「銘柄スクリーニングの方法と考え方」を記事にしたいと思います。

私の銘柄スクリーニングは以下のような流れです。

①見つけたい銘柄の特徴をイメージし指標を設定
②対象銘柄の対象指標をデータ収集
③収集データの分析&指標の値を決定
④その指標でスクリーニング
⑤スクリーニングで選出された銘柄を個別分析し購入銘柄を決定

多分いま「なんかややこしいこと言ってんな」と思ったはずですが、これから具体例を交えて説明させてください。

ちなみに質問者の方は、おそらく①~③を行わずに④からスタートしているために「何の値を入れればいいの?」となっているのだと思います。

では①~⑤に関して、いま私がちょうど行っている「ストップ高になりやすい銘柄を見つけるための指標作り」を例に説明していきます。

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①銘柄の特徴イメージと指標設定

まず初めに行うことは以下の3つです。

目標設定:自分がどんな銘柄を見つけたいのか
仮説設定:その銘柄はどんな特徴を持っていそうか
指標設定:その特徴はどんな指標に数値として現れるそうか

例えば、私の目標は「ストップ高を掴みまくる」ことです。(目標設定)

ストップ高を掴んだら気持ちいいし、ドヤ顔ツイートできますからね。

そのため、ストップ高になりやすい銘柄を事前に見つけ出すための指標を作ることにしました。

そこで私はまず、「ストップ高になる銘柄は小型株に多い」という仮説を立てました。(仮説設定)

次に「じゃあ小型株と大型株ってどういう違いがあるの?それってどういう指標に数値として現れるの?」と考えます。

まず指標候補として時価総額を考えました。当然小型株は大型株よりも時価総額が小さいでしょう。

他には発行株数。小型株の方が発行株数は少ない傾向にあるでしょう。

このように「大型株と小型株を分ける指標には何がありそうか?」と考え、設定指標を増やしていきます。

そして設定したのが『株価、時価総額、PER、PBR、発行株数、浮動株率、浮動株時価総額、浮動株数、信用買い残り、信用売り残り、貸借/信用』の11項目です。(指標設定)

狙いのスクリーニングが出来るかは、この①で大体決まります。

この①を設定できるようになるためには各投資指標の意味することは把握しておく必要があります。

②対象銘柄の対象指標をデータ収集

指標の設定が終わったら、次はデータ収集です。

今回はストップ高銘柄が分析対象ですので、日々のストップ高銘柄のデータ収集をコツコツ行います。

このデータ収集の経過報告は毎週日曜日にブログにて行っています。
(参考記事☞ストップ高銘柄分析結果

こんな感じで、設定指標のデータを毎日収集しています。

佐渡

各銘柄の指標の値を調べるにあたっては、各証券会社のサイトや、株探、ヤフーファイナンスを利用しています。

③データ分析&指標の値決定

データがある程度集まったら、次は分析です。収集データの分析の一例を示します。

時価総額分布
佐渡

上のグラフはいま集計した全期間におけるストップ高銘柄の時価総額分布です。

全体の40%以上が50億円以下。そして200億円以下が実に80%を占めていることが分かります。

①の段階では「ストップ高になりやすい銘柄ってきっと時価総額低いんだろうな~」というぼんやりしたイメージの状態だったものが、「200億円以下が全体の80%」という非常に具体的な値にまで落とし込めました。

そのため例えば、「ストップ高が引きたければ時価総額は200億円以下」という検索条件の決定がひとつできるようになります。

しかし、「時価総額200億円以下」という条件だけで検索しても膨大な数の銘柄がヒットします。

だから、①の段階で複数の指標を設定しています。

複数の指標を作ることで、それぞれは当たり前な指標で、当たり前な数値であっても、それを全て満たす銘柄は結構限られるからです。

図1

④スクリーニング

データ分析を行い、各指標の数値が決まれば次はスクリーニングです。スクリーニングには私はバフェットコードFISCOを利用しています。

このスクリーニングで、あまりにも膨大な銘柄がヒットする場合は、①に戻って指標を再設定するか、③に戻って指標の線引きする値を再設定する必要があります。

一回で上手くいかなくても、①~④を何周も繰り返すことで良い検索条件が作れると思います。

⑤個別銘柄の分析&購入銘柄の決定

スクリーニングで絞り込めたら、最後は個別銘柄の分析です。

この分析をどういう視点で行うかは投資手法次第です。

今回の私の場合でいうと、ストップ高になるまで待ち続ける仕手株待ち伏せ手法とこのストップ高指標とを組み合わせたいと考えています。

そのため、待ち伏せしやすい値動きの少ない銘柄をチャート分析から選ぶ形を採用すると思います。
(参考記事☞仕手株待ち伏せ手法とは

⑥そして株式市場へ!

銘柄が決定したら、あとは株式の購入です。

今回質問頂いた方は「今までは有名アカが呟いた銘柄を買っていただけ」とおっしゃっていましたが、ここまで考え抜いた上で銘柄を保有すると、株式市場の見え方がきっと変わります。

そこは自分の仮説や作戦を試すステージに見えて、きっと株取引が面白くなると思います。

儲かった時は、自分の考えが認められたみたいで嬉しいですし、損をした時は、「どこの仮説が間違っていたんだろうか?それとも購入タイミングが良くなかったのかな?」といった改善に向けた思考回路になります。

これは他人が選んだ銘柄を買うだけでは体験できないことです。

株でも何でもそうですが、まず何よりも楽しむことが大切です。

そして株の面白いところは、自分の仮説の検証や試行錯誤の過程だと私は思います。

銘柄探しの方法に関しては、他の切り口や事例があるため、今後も時々記事にしたいと思います。

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