SBI証券の投資信託販売ランキングを見ると有名インデックスファンドにまぎれていつも表示されるファンドがある。

T&D-ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース

SBI証券投信人気ランキング

なんとなーく胡散臭いオーラを放ちつつも毎回ランキングに入ってるので気になってしょうがないです。

あんまりかわいくないのに少しエロいかっこしているせいでチラチラその子を見てしまう男子の気持ち。。。

き、気になる。ひふみ投信やニッセイの日経225インデックスファンドがランキング上位にある中で、長期間ランクインし続けるこの『T&D-ブラジル株式ツインαファンド(毎月分配型)ツインα・コース』なるファンドを少し調べてみよう。そう思ったので今回記事を書いてみます。

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T&D-ブラジル株式ツインαファンドの問題点

米ドル建てブラジル株式上場投資信託証券(ETF)を実質的な主要投資対象とし、ブラジル株式とオプション取引を組み合わせたカバードコール戦略を構築します。「ブラジル株式カバードコール戦略」に加えて、「通貨カバードコール戦略」の投資成果を享受します。毎月決算を行い、収益の分配を行います。

とあるようにこのファンドはブラジル株式を対象とした投資を行います。その際、『カバードコール戦略』と呼ばれるオプション取引を用いた特殊な戦略をとっているのがこのファンドの特徴です。カバードコール戦略についてはリンクを参照したら勉強できます。

自分で調べた限りでの理解は、『株式の上昇による利益を半分あきらめる代わりに、確定のあきらめ料を一定額もらう。』というのがカバードコール戦略のようです。『利益はいつも限定的だけど、下がった時の損失は無限大』のような説明をするブログもありましたがその原理までは読み取れませんでした。

とは言えやはり問題点があると感じました。

カバードコール戦略はヘッジによるリスク低減戦略なのに分配金利回りが過大な点

カバードコール戦略はヘッジをかけてリスクを低減する戦略だと理解しています(間違っていたらすみません)。つまり、この戦略をとったからと言ってリターンが異常に大きくなることはありえないのですが、このファンドは分配金年利回りが50%以上と尋常ではありません。

分配金の本来の意味合いは利益を分配することにあると思うのですが、分配金の設定が明らかにおかしいです。高い分配金をうたってお客さんを釣ろうとしていることが邪推できます。

事実、このファンドの基準額は右肩下がりです(利益で分配金を補填できない場合はファンドの資産から分配金が支払われるので基準額は下がる)。チャートやばすぎだろ、これ。結局分配金が減配されてなんとか下落を抑制しているようです。

右肩下がりの基準額

分配金込みでようやく2015年比でトントンですが、分配金が出されると税金分損するので純粋に投資としてみるなら分配金は出さないでほしいところ。信託報酬も1.8%程度と大きいです。

というかこの成績を見て買う人の気持ちがわかりません。しかも銀行などの対面型で購入しているならともかくネット証券であるSBIのランキングなのでまた謎です。何をみて商品選んでいるのだろうか…まさに投資信託の闇の部分ですね。

ブラジル株式の上昇に期待するなら素直にブラジル株式のETFを買いましょう。

私の友人の親戚も毎月分配型の投信を買って毎月お金が入ってくるので喜んでいるらしいのですがなんだか残念な気持ちです。まぁ本人が幸せならもしかしたらいいのかもしれません。

対面型のアコギな商売には辟易しますがネットも買う方がリテラシーを身につけないと損する好例かもしれませんね。

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