世界の超超優良企業だけに投資したい!そんな欲張りな人のために存在するETFがあります。

iシェアーズ グローバル 100 ETF(IOO)はグローバル株式の大型株100銘柄で構成される指数と同等の投資成果をあげることを目指すETFです。

全世界の株式に投資するETFとして有名なものにバンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)があります。VTは、全世界の大型、中型、小型株すべてを投資対象とし、先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されます。実に全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーする、まさに全世界の株式に投資するETFです。

一方、iシェアーズ グローバル 100 ETF(IOO)は同じく全世界の株を投資対象としていますが、時価総額ベースで上位100の銘柄だけを選定した指数をベンチマークにしており、基本的には大企業だけで構成されるETFです。

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世界の大企業だけを買うメリット

シーゲル教授の分析によれば、急成長国に特化した企業は決して大きなリターンを生み出してこなかった歴史があり、成長が期待されないが多くの利益を生み出す優良大企業に投資することは、『成長の罠』を回避するのに有望な投資戦略となります。

特に事業が世界的に展開されているグローバル企業なら、今後も継続的に世界経済の成長をまんべんなく取り込める算段もあるからです。

加えて、大型銘柄だけで構成されるため、流動性が高い銘柄に投資することになりリスクの低減につながるメリットがあると考えられます。

その他のETFとの比較

ここまでくると気になるのは他のETFとの比較です。全世界株式を対象としたVT、アメリカのS&P500をベンチマークにしたIVVと比較してみましょう。

2009年からの平均利回りはIOOで10.6%、VTで11.8%、IVVで15.1%となり、最も低い結果となりました。

一方、ボラリティで見ると、似たような全世界株式であるVTより小さいものとなり多少は小型株を排除している効果があるかなといったところです。リターン、ボラリティ全てにおいてIVVが成績では圧倒しており、2009年以降のアメリカ市場がいかに強かったかを物語っています。

IOOは2009年以降の成績ではこれら3つのうち最下位となりましたが、パフォーマンスが悪いかというと決してそういうことではありません。シーゲル教授もグローバル大企業に手軽に投資する手法としてこのIOOを挙げており、世界分散投資を考える時の一つの選択肢として十分に機能すると思います。

とはいえ経費率が若干高く(0.4%)、もう少し安くなってくれたら人気が出るんじゃないだろうかというのが正直なところです。